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【2026年版】火災保険の見直し方|賃貸・持ち家別に保険料を下げる手順

賃貸と持ち家別に火災保険の見直し方と保険料を下げる手順を解説する記事のアイキャッチ画像 保険について

保険料や補償内容は、保険会社や建物の条件によって異なります。加入や見直しの際は、各保険会社の最新の情報をご確認ください。

火災保険の更新案内が来たら、保険料が前より高くなっていました。見直したほうがいいのかな?

値上げが続いている今こそ、見直しどきです。賃貸と持ち家で見るところが違うので、順番に確認しましょう。

こんな方に向けた記事です
  • 更新で保険料が上がった人
  • 賃貸契約のときに言われるまま入った人
  • 家を買ったときの保険をそのままにしている人
  • 補償の中身をよく知らない人

火災保険は、賃貸の契約や住宅の購入のときに、すすめられるまま入る方がとても多い保険です。そのあと何年も中身を見ないまま、更新を続けている方も少なくありません。

ところが火災保険料は、2024年10月に大手で10%前後値上がりしました。補償を見直して比べれば、同じ安心のまま保険料を下げられることがあります。

私は保険会社に約7年勤め、AFP(ファイナンシャルプランナー)として相談を受けてきました。この記事では、賃貸と持ち家に分けて、火災保険の見直し方をお伝えします。

  • 火災保険の基本と最近の値上げ
  • 賃貸の火災保険の選び方
  • 持ち家の火災保険の選び方
  • 見落としやすい個人賠償責任特約
今の保険料が高いか無料で比べられます

火災保険の基本と最近の値上げ

火災保険の建物と家財の補償と2024年の値上げを説明するバナー画像

見直しの前に、火災保険が何を守る保険なのかを整理しておきましょう。名前のとおり火事だけの保険と思われがちですが、実際は住まいのトラブル全般に備える保険です。ここ数年は保険料の値上げが続いているため、その背景もあわせて確認していきます。

複数社の保険料をまとめて確認

建物と家財の2つを補償

火災保険の補償は、建物と家財の2つに分かれるのが基本です。

補償の対象中身考える人
建物建物そのもの、門や塀など持ち家の人
家財家具、家電、衣類など賃貸と持ち家の両方
火災保険の2つの補償対象

賃貸の方は主に家財、持ち家の方は建物と家財を考えます。住まいの形によって、見直すところが変わることを覚えておいてください。

火事以外の災害や事故も対象

火災保険は、火事以外の被害にも幅広く使えます。

  • 火災、落雷、破裂、爆発
  • 台風などの風災、雪災、ひょう災
  • 洪水や土砂崩れなどの水災
  • 水濡れ、盗難、うっかりの破損や汚損

ただし、どこまで補償されるかは契約によって違います。地震による火災や損壊は、火災保険ではなく地震保険の対象になる点にも注意が必要です。

2024年の値上げと水災の区分

火災保険料は、自然災害の増加を受けて値上がりが続いています。

保険料のもとになる参考純率は、2023年に全国平均で13.0%引き上げられました(損害保険料率算出機構)。これを受けて、2024年10月には大手損保4社が10%前後の値上げを行っています。

あわせて、水災の保険料は地域のリスクに応じて5つの区分に分かれました。住んでいる市区町村によって、同じ補償でも保険料が変わるしくみです。

賃貸の火災保険の選び方

賃貸の火災保険は自分で選べることが多いと伝えるバナー画像

まずは賃貸にお住まいの方向けです。賃貸の火災保険は、契約のときに不動産会社から渡された書類で、そのまま加入している方が多いと思います。けれども条件を満たせば、自分で選んだ保険に入れることがあります。確認したい3つのポイントを見ていきましょう。

自分で選べることが多い

賃貸の火災保険は、不動産会社がすすめる保険でなくてもよい場合があります。

大家さんや管理会社が求めているのは、決められた補償がついていることだからです。まずは管理会社に、保険の指定があるかどうかを確認してみましょう。

実際に自分で選び直して保険料を下げた体験は、賃貸の火災保険は自分で選べる!年6,500円節約できた話にまとめています。

借家人賠償責任は必ずつける

自分で選ぶときに外せないのが、借家人賠償責任という補償です。

火事や水漏れで借りている部屋に損害を与えたとき、大家さんへの賠償に備えるものだからです。多くの賃貸契約で、加入の条件になっています。

ただし、どんな損害でも対象になるわけではありません。ガラスを割ったときに使えなかった体験は、賃貸の火災保険を切り替えて年6,500円節約|借家人賠償の範囲も解説で紹介しています。

家財の金額を暮らしに合わせる

家財の保険金額が、今の暮らしに合っているかも確認しましょう。

一人暮らしのころに決めた金額のままだと、家族が増えたあとは足りないことがあります。反対に、持ち物が少ないのに大きな金額にしていれば、保険料を払いすぎです。

家具や家電、衣類をすべて買い直すといくらかかるかを、ざっくり考えてみてください。その金額が、家財の保険金額の目安になります。

持ち家の火災保険の選び方

持ち家の火災保険は補償を見直して複数社を比べることを伝えるバナー画像

次は、持ち家の方向けです。家を買うときの火災保険は、不動産会社や住宅ローンの窓口ですすめられたものに入る方が多いでしょう。同じ建物でも、保険会社や補償の組み合わせで保険料は変わります。更新のタイミングは、中身を見直す良い機会です。

必要のない補償を外す

火災保険料は、つけている補償の組み合わせで決まります。

たとえばマンションの高い階や、ハザードマップで浸水の心配が少ない土地なら、水災の補償を外せるかもしれません。自治体のハザードマップで、自宅の場所を一度確認してみてください。判断の基準は家が浸水したら火災保険は出る?水災補償の落とし穴にまとめています。

一方で、川の近くや低い土地で水災を外すのはおすすめしません。保険料だけで決めず、住んでいる場所のリスクで判断することが大切です。

保険期間は最長5年

火災保険の契約期間は、2022年10月から最長5年になりました。

それまでは最長10年まで契約でき、長く契約するほど割引が大きくなるしくみでした。今は最長でも5年ごとに更新がくるので、そのたびに値上げの影響を受けやすくなっています。

裏を返せば、5年に1回は中身を見直すチャンスがあるということです。更新の案内が届いたら、ほかの保険会社とも比べてみましょう。

一括見積もりで比べる

複数の保険会社を比べるなら、一括見積もりのサービスが便利です。

1社ずつ調べて入力するのは手間がかかりますが、一度の入力で何社かの保険料と補償をまとめて見られます。同じ補償でどれくらい差があるのかが、ひと目でわかります。

評判や申し込みの流れ、デメリットは火災保険の一括見積もりは意味ある?インズウェブの評判と流れで詳しく調べました。

見落としやすい個人賠償責任特約

火災保険の個人賠償責任特約と自転車保険の重なりを示すバナー画像

賃貸でも持ち家でも、火災保険を見直すときにぜひ確認してほしい特約があります。それが個人賠償責任特約です。保険料は小さいのに、子育て中の家庭では出番が多い補償でもあります。反対に、ほかの保険とダブりやすい特約なので注意も必要です。

日常生活の賠償に備える

個人賠償責任特約は、日常生活で他人にけがをさせたり、物を壊したりしたときの賠償に備えるものです。

  • 自転車で人にぶつかってけがをさせた
  • 子どもがお店の商品を壊した
  • 洗濯機の水漏れで下の階を汚した

こうした相手への賠償をカバーします。自分や家族のけがは対象外なので、そこは別に考えましょう。

自転車保険と重なりやすい

自転車保険に入っている方は、補償が重なっていないか確認してみてください。

自治体で義務化が進んでいる自転車保険は、個人賠償責任特約で条件を満たせることが多いからです。同じ補償に2回お金を払っていないか、証券を並べて見ると気づけます。

自転車保険が不要になるケースは、自転車保険は入らなくていい?個人賠償責任で足りるかで詳しく解説しています。

家族全員が対象になる

個人賠償責任特約は、1つの契約で家族全員をカバーできるのが一般的です。

同居の家族や、別居している未婚の子どもまで対象になる商品が多くあります。家族それぞれが別に入る必要はありません。

ただし、対象になる家族の範囲は保険会社によって少しずつ違います。契約の前に、パンフレットや重要事項説明書で確認しておきましょう。

火災保険の見直しのよくある質問

火災保険の見直しに関するよくある質問をまとめたバナー画像

相談の場でよく聞かれる質問をまとめました。見直しの手続きに入る前に、気になるところを確認してみてください。

途中で解約するとお金は戻るか

保険料をまとめて払っている場合、多くは残りの期間に応じたお金が戻ります。新しい保険が始まる日を決めてから、古い保険を解約すると、補償が途切れません。

地震保険は必要か

地震による火災や倒壊は、火災保険だけでは補償されません。地震保険は火災保険とセットで入る保険で、保険金額は火災保険の30〜50%の範囲で決めます。住宅ローンが残っている方は、特に検討しておきたい補償です。くわしくは地震保険は必要?火災保険では出ない損害と受け取れる額をご覧ください。

住宅ローンで指定された保険は変えられるか

金融機関によっては、火災保険への加入がローンの条件になっています。ただ、保険会社まで決められていることは多くありません。変える前に、金融機関に条件を確認しておくと安心です。

保険金の請求に期限はあるか

保険金を請求できるのは、法律で原則3年以内と決まっています。台風のあとに屋根や雨どいの傷みに気づいたら、早めに保険会社へ連絡してください。被害の写真を撮っておくと、手続きがスムーズです。なお、請求期限が迫っていると急かす業者には注意してください(火災保険の申請代行は危ない)。

賃貸の更新時に保険を変えられるか

更新のタイミングで、自分で選んだ保険に切り替えられることが多いです。新しい保険の証券を管理会社に提出する場合もあるので、事前に聞いておきましょう。今の保険が自動で更新されないよう、止める手続きも忘れずに行ってください。

まとめ

火災保険はまず保険証券を確認することを伝えるバナー画像

火災保険は、言われるまま入るものではなく、自分で選べる保険です。値上げが続く今こそ、中身を確認してみましょう。

この記事のまとめ
  • 2024年10月に大手で10%前後の値上げ
  • 賃貸は管理会社に保険の指定を確認
  • 借家人賠償責任は必ずつける
  • 持ち家は水災のリスクで補償を判断
  • 更新のたびに複数社を比較
  • 個人賠償責任特約の重なりを確認

まずは今の保険証券を出して、補償と保険料を確認してください。火災保険以外もまとめて見直したい方は、保険の見直しタイミングはいつ?も参考にしてください。

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