料金やサービスの内容は変わることがあります。この記事は書いた時点の情報です。登録の前に公式サイトでご確認ください。

子どもが生まれてから、本を1冊も読み切れていません。

読む時間ではなく、聞く時間を探すと見つかりますよ。わが家の例をお話しします。
- 本を買っても読み切れない人
- 送り迎えや家事に追われている人
- 学び直したい気持ちがある人
- すき間時間の使い方を変えたい人
子育て中に本が読めないのは、意志が弱いからではありません。
読書に必要な条件が、そろわないだけです。まとまった時間、空いた手、残った体力。この3つが同時に要ります。
そこで私は、読むのをやめて聞くことにしました。家事と送り迎えの時間が、そのまま学びの時間に変わります。どこに差し込むか、どう続けるかをお伝えします。
子育て中に本が読めない理由

まず、なぜ読めないのかをはっきりさせましょう。原因が分かると、打つ手も見えてきます。時間がないからだと思われがちですが、実はそれだけではありません。3つの条件がそろわないことが本当の理由です。
まとまった時間が取れない
子どもがいると、30分続けて座っていることが難しくなります。
読み始めても、すぐ呼ばれて中断です。前に読んだところを忘れ、また最初から読み直すことになります。
この繰り返しで、読む気持ちそのものがなくなっていきました。
手がふさがっている
次に、手が空かないという問題があります。
洗い物、洗濯たたみ、送り迎えの運転。どれも本を持てません。時間があるように見える場面でも、手がふさがっていれば読めないのです。
ここが読書のいちばん大きな制約だと気づきました。
夜は体力が残っていない
子どもを寝かせたあとなら読める、と思っていた時期もあります。
実際には、寝かしつけで一緒に寝てしまうか、起きていても文字を追う力が残っていません。数ページで意識が飛びます。
読めないのは当たり前だったと分かって、少し気が楽になりました。
耳で学ぶという選び方

3つの条件のうち、聞くことなら2つが要らなくなります。手を使わず、文字を追う力も使いません。残るのは時間だけで、それも細切れで構いません。ここが子育て中と相性のよいところです。
手も目も空けなくていい
イヤホンをつけるだけで始められます。
両手がふさがっていても、目が疲れていても進みます。抱っこしながらでも、運転しながらでも聞けます。
本を持ち歩く必要もないので、荷物も増えません。
中断しても戻れる
呼ばれて止めても、続きから再開できます。
アプリが再生位置を覚えてくれるので、どこまで進んだか探す手間がありません。細切れでも前に進む感覚が残ります。
この積み上がる感じが、続けるうえで効いているのでしょう。
積んだ本が減る
買ったまま読めていない本は、見るたびに気が重くなります。
耳で聞くようになってから、1冊を最後まで終えられるようになりました。読み切れた経験が、次の1冊につながっていきます。
罪悪感が減っただけでも、始めた価値がありました。
1日のどこに差し込むか

実際にどこで聞けるのかを見てみましょう。新しく時間を作る必要はありません。すでにある時間のうち、頭が空いているところを使うだけです。数字にすると、思ったより大きくなります。
送り迎えと通勤
毎日決まって発生する移動が、いちばん使いやすい時間です。
| 場面 | 1日あたり | 1か月の目安 |
|---|---|---|
| 保育園や学校の送り迎え | 20分 | 約7時間 |
| 洗い物や洗濯たたみ | 15分 | 約7時間半 |
| 通勤の往復 | 40分 | 約14時間 |
ビジネス書は1冊6時間から8時間ほどのものが多くあります。送り迎えだけでも、月に1冊は終わる計算です。
家事の時間
手は動かしていても、頭は空いている家事があります。
洗い物、洗濯物をたたむ、掃除機をかける。このあたりは考えごとをしなくても進むので、聞きながらでも困りません。
逆に料理は、火加減や段取りを考えるので向きませんでした。
子どもが寝たあと
夜の時間も、聞くだけなら使えます。
文字を追う力が残っていなくても、耳なら入ってきます。台所の片づけをしながらが、わが家の定番です。
ただし布団に入ってからは、翌朝ほとんど覚えていませんでした。
続けるための3つのコツ

始めるのは簡単ですが、続けるには少しコツが要ります。私も最初は完璧に理解しようとして、かえって疲れてしまいました。肩の力を抜いたほうが、結果として長く続きます。うまくいった3つを挙げておきましょう。
速度は1.2倍から
最初から速くしすぎると、頭に入らず嫌になります。
1.2倍くらいから始めて、慣れたら少しずつ上げていきましょう。同じ時間で聞ける量が増えると、続ける理由にもなります。
難しい本のときだけ、速度を戻すのもおすすめです。
聞き逃しても戻らない
子どもに呼ばれて、聞き逃すことは必ずあります。
そのたびに巻き戻していると、いつまでも進みません。大事なところなら、あとでもう一度出てくると考えて流しましょう。
完璧に聞くより、最後まで届くほうが得るものは大きくなります。
1冊で1つ持ち帰れば十分
全部を覚えようとすると、すぐに息切れします。
1冊から1つ、明日から試せることが見つかれば十分です。気になったところで止めて、スマホにメモを残しています。
実際に1つ変えた例は、通勤中にAudibleで聞いた『教える技術』の話にまとめています。
Audibleで始める場合

私が使っているのはAmazonのAudibleです。月額の会費を払うと、対象の作品が聴き放題になります。最初は無料で試せるので、合うかどうかを確かめてから決められます。基本のところを整理しておきましょう。
月額1,500円で聴き放題
プレミアムプランの会費は、月額1,500円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額 | 1,500円で自動更新 |
| 対象 | 数十万の対象作品が聴き放題 |
| 無料体験 | 30日間 |
| 退会 | いつでもできる |
本を1冊買うのと同じくらいで、月に何冊でも聞けます。時期によってはキャンペーンをしていることもあるようです。
無料体験は早めに1冊
はじめての方は、30日間無料で試せます。
登録したその日に、1冊を選んで再生を始めておきましょう。あとでと思っていると、試さないうちに期間が過ぎてしまいます。
送り迎えの1往復でも聞いてみると、続けられるかが分かります。
子どもと一緒にも使える
大人向けの本だけではありません。
絵本や児童書もあるので、車での移動中に流すこともできます。画面を見せずに過ごせるのは、子育て中には助かるところです。
退会すると聴き放題の作品は聞けなくなるので、その点だけ覚えておきましょう。
耳で学ぶのが向かない場面

よいことばかりではないので、正直にお伝えします。何を聞くか、いつ聞くかを間違えると時間をむだにします。私が失敗した場面を挙げておくので、同じ回り道をせずに済むはずです。
図や表が多い本
耳だけで理解するので、内容によって向き不向きがあります。
図やグラフを見ながら読む本は、音声だとほとんど頭に入りません。参考書のように行きつ戻りつする本も同じです。
考え方や経験を語る本のほうが、耳で聞くのに向いています。
頭を使う作業との同時進行
考えごとが必要な作業とは、重ねないほうがよいです。
料理や書類仕事と重ねると、どちらも中途半端になります。手は動いていても頭が別なら、内容は残りません。
頭が空いている作業を選ぶ、というのが唯一のコツです。
布団に入ってから
寝る前に聞くのは、学びとしては期待できません。
私は翌朝ほとんど覚えていませんでした。眠るための音として使うなら別ですが、インプットのつもりなら向きません。
学ぶなら、体が動いている時間のほうが残ります。
耳で学ぶことのよくある質問

始める前によく聞かれることをまとめました。気になる項目から確認してみてください。
運転中に聞いても大丈夫か
ラジオと同じように、車のスピーカーから流すぶんには問題ありません。運転中のスマホ操作はしないでください。
イヤホンは両耳でよいか
お子さんが近くにいるときは、片耳にしておくと呼びかけに気づけます。家事のときは片耳、ひとりの通勤では両耳という使い分けです。
どんな本から始めるとよいか
一度読んだことのある本が向いています。内容を知っているぶん聞き逃しても困らないので、耳で聞く感覚に慣れやすくなります。
通信量は増えないか
あらかじめ端末に保存しておけば、外では通信を使いません。家のWi-Fiがある間に落としておくのがおすすめです。
子どもがうるさくて聞こえないときは
無理に聞こうとせず、そこは諦めています。送り迎えの帰り道や寝たあとなど、静かな時間を1つ決めておくのがコツです。
まとめ

読めないのは当たり前で、やり方を変えれば続きます。要点を振り返りましょう。
- 読めないのは時間だけが理由ではない
- 聞くなら手も目も空けなくていい
- 送り迎えだけで月7時間ほどになる
- 速度は1.2倍から始める
- 1冊から1つ持ち帰れば十分
- 図の多い本と寝る前には向かない
ほかの時短の工夫は、重い買い物はネットへと働くママのスマート家電ランキング3選にまとめています。
今日の送り迎えから、1冊だけ再生してみてください。それだけで、ただの移動時間が変わります。

